不妊クリニックを受診することも大切|箕面市で鍼灸院なら、『Little・one鍼灸院』までお気軽にご相談ください。

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不妊クリニックを受診することも大切

2019.07.05

当院には不妊でお悩みのお客様が数多く受診されています。
その大半の方が不妊クリニックと鍼灸を併用されています。

しかしながら中には、不妊クリニックには行っていない…
という方もいらっしゃいます。

もちろん、正しい知識をお持ちで
そのうえで「不妊クリニックに行ってまで妊娠したくない。」
そのようにお考えならば、お客様の考えを尊重してまいります。

しかし、妊娠についての知識を持っていなかったり
第三者の方から、「病院には行かなくてもいいよ」と言われている方には
やはり、きちんとした知識をもって妊活に取り組んでいただきたいので
以下のことは最低限ご説明させていただいております。

 

どんなに鍼灸を頑張っても妊娠しない病気がある

女性側でいえば以下のことがあげられます
・卵管の閉塞があると受精ができないので、そのままでは妊娠不可能となり体外受精が適応されます。
・卵管の狭窄、癒着があると、非常に受精しづらいので妊娠は難しく、体外受精適応です。
・子宮ポリープがあると、場所により、高確率で着床しにくいので手術します。
・抗精子抗体をお持ちの女性では、精子を殺してしまいます。体外受精でクリアできます。
・ホルモンの値の過度な異常があると妊娠まで時間がかかりますし、病院で薬を飲めばすぐに改善できます。

 

男性側では以下の検査をしてほしいです
・精液中の精子がちゃん存在しているかは調べて欲しいです。
あまり少ないと、タイミング法では妊娠できず、人工授精や顕微授精が適応されます。

いま、妊娠をお考えの方は
上記のことは最低限、不妊クリニックで検査してみてください。

検査の結果、治療が必要ならば
適切な治療を受ければクリアできるものがほとんどですので安心ください。

女性ホルモンのアンバランスなどは鍼灸でも改善可能ですが
気質的異常といって、臓器自体のカタチに異常がある場合などは鍼灸では改善できません。

精液検査も所見が悪すぎると、自己タイミングの妊娠は不可能となる場合もあるので
きっちり検査しておいてほしいです。

 

鍼灸では何ができるの?

先ほども言いましたが、臓器のカタチに異常がある場合は鍼灸は何もできません。
不妊クリニックでの手術が必要になることもありますし、
卵管が通っていない場合は体外受精が必要になります。

また大幅にホルモン値の異常がある場合は、
不妊クリニックでお薬をもらって治療していった方が早く改善します。

精子数や運動率は鍼灸で改善することも多く経験していますが、
精索静脈瘤という病気には効果が期待しにくいです。
無精子症であれば手術が必要です。

では、不妊鍼灸は何ができるか?
これはもう声を大にして
卵子が育つ場所である、卵巣の血流を向上させるとお伝えしています。

血流が改善することで、卵子の中にたくさんの栄養素が蓄えられて
妊娠可能な卵子を排卵できるようになることが考えらてれいます。

また、鍼灸の持ちます以下の効果が妊娠に適する体をつくっていきます。

・ストレスホルモンを減らし、脳に良い刺激を与えてリラックス効果をもたらす。
・自律神経のバランスを整える。

 

まとめ

手術や体外受精、顕微授精をしないと
妊娠できない状態もあることをご理解いただけましたでしょうか?

不妊クリニックの検査はぜひ受けていただくことをおすすめします。
また、検査結果に異常があれば不妊クリニックでの治療もしていきましょう。

他の鍼灸院から移られてきたお客様から
「病院に行かなくていい、不自然なことをするな!」
と、そこの鍼灸師に言われたと聞くことがありますが
その鍼灸師は、まったく妊娠に対する知識をお持ちでないのでしょう。
同じ鍼灸師として恥ずかしい限りです。

不妊クリニックにしかできない検査、治療があります。
そして、鍼灸にしかできない施術もあります。

どちらも大切なので、必要であれば不妊クリニックも併用していただくのが
不妊を専門分野に掲げ、自らも体外受精で妊娠した私の使命であると考えています。

当院の不妊鍼灸では、「体質改善」や「卵子の質の向上」に積極的に取り組んでいます。

お客様により早く妊娠していただくために、今後も正しい知識をお伝えしてまいります。

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