2018.11.29
不妊でお悩みの女性は、「高プロラクチン血症」という病気があることを知っていますか?
高プロラクチン血症は、無症状の場合が多いのですが、これがあると妊娠することが困難です。
血液検査で簡単に分かり、ほとんどの場合、お薬を飲み数値を下げることで妊娠することが可能です。
プロラクチンは授乳に関係するホルモンで、乳腺を刺激しておっぱいを出します。
授乳期はこのプロラクチンの影響で、新たに妊娠しないようになっています。
授乳期ではないのに、このプロラクチン値が高いと、
不妊や生理不順、流産の原因になることがあります。また、血液中のプロラクチン値が高く、
無排卵月経などを起こすようになったものを高プロラクチン血症といいます。
・高プロラクチン血症は多くの場合、無症状
・月経不順・無排卵月経・無排卵・無月経
生理や排卵が起こらない、または年に数回しか起こらない、または生理があるが排卵しない。
・不妊症
上記のように排卵が起こらない、あるいは起こりにくいことで、結果的に妊娠しづらくなります。
・乳汁が出る
・習慣性流産
習慣性流産の方の15%に高プロラクチン血症があるというデータがあります。
1.薬の長期服用による高プロラクチン血症
胃潰瘍の薬・抗うつ剤・降圧剤などの服用で、
ホルモンバランスが乱れて高プロラクチン血症となる場合があります。
2.下垂体の腫瘍による高プロラクチン血症
脳下垂体に腫瘍ができて高プロラクチン血症になる場合があります。
この場合、頭痛・吐き気・めまい・視野狭窄・視力以上を伴うことが多いです。すぐに脳外科、脳神経外科へ。
3.ストレスによる高プロラクチン血症
1,2のような明確な原因がないのに高プロラクチンになっている場合は、
ストレスで自律神経のバランスが乱れ、高プロラクチン血症になっていると考えられます。
普段のプロラクチン値は正常なのに夜間だけ高プロラクチンとなり、妊娠しづらくなっている方もいます。
なかなか妊娠しないときは、不妊クリニックへ行って、血液検査をしてもらいましょう。
プロラクチン値が高く、腫瘍が原因ではない場合、お薬を服用することで数値を下げることができます。
ほとんどの高プロラクチン血症は、ストレスが原因と考えられますので、
鍼灸で自律神経の働きを調整して、リラックスした身心で妊活をされることをおすすめします。
薬でプロラクチンの数値を下げても、ストレスによる自律神経の乱れがあることは、変わりません。
自律神経は、すべての生命活動、もちろん妊娠出産にもかかわる大切な機構です。
当院では、百会というツボや、内関という精神安定に効果があると経験的に伝えられるツボに鍼刺激を行い、
リラックスして妊活してけるようにサポートしています。
高プロラクチン血症かもしれない、、、すでに高プロラクチン血症と言われたなら、
あなたも当院の不妊鍼灸を受けてみてくださいね。
不妊鍼灸の詳細はこちら